引っ越しの荷造りをしていると、荷物がたくさんありすぎて、
- 「できるだけ荷物の数を減らしたい!」
- 「楽にまとめたい!」
- 「効率的にできないの?!」
など、様々な疑問が浮かんでくることと思います。
そんな時、「マトリョーシカみたいに、タンスの中のものそのまま運んじゃえばいいんじゃね?」と思ったアナタ。
半分正解、半分間違いです。
本記事では、タンスの中身の扱いについて何が正解で何がしてはいけないことなのか、徹底解説していきます。
それでは早速見ていきましょう!
引っ越し時、タンスの中身についてまずは業者に確認!
引っ越し準備の際、タンスの中身をどうすれば良いか分からなくなったら、
まずは引っ越し業者に確認しましょう。
なぜならば、中身の量や家具の状態、作業条件や輸送距離によって変わってくるため、
そのままで良い時とダメな時があるからです。
タンスや収納ケースに入れておいていいもの&ダメなもの
次は、引っ越し業者の返事に関わらず、タンスや収納ケースから入れておいていいもの、ダメなもの(出しておいた方が良いもの)を順に紹介します。
そのまま入れておいていいもの
タンスと言えばこれ、「衣類」ですね。正解です。
タオルや靴下、下着などもこれに含まれます。
ハンガーにかけている洋服は、ハンガーにかけたまま運べる専用ハンガーボックスがあるので、これを利用するといいでしょう。
ほとんどの引っ越し業者が取り扱っているので、相談してみるといいですね。
ただし、衣類をタンスに入れたままの引っ越しを断る業者もあるので、
必ず事前に確認するようにしましょう!
タンス(収納ケース)に入れたままではダメなものとその理由
それでは、入れたままではダメなもの、また何故ダメなのか理由も併せてを紹介していきます。
電化製品やプラスチック製品
電化製品やプラスチック製品は、運搬中にトラックの振動や揺れにより壊れてしまう危険性があるので、タンスから取り出して別に梱包する必要があります。
液体が入っているもの
これはみなさんお分かりですね。
タンスの中で容器が倒れて割れたり、こぼれたりして汚れがついてしまいます。
割れ物
ガラス製品や陶器などの割れ物は取り出しておきましょう。
割れ物は割れ物で梱包しないと、タンスの中に入れていると運搬中に動いて割れる恐れがあるためです。
割れ物を衣服で包んだもの
衣服は衣服でも、これはもちろんダメですね。
ついつい、衣服にくるめば緩衝材の代わりになるから大丈夫!と思ってしまうかもしれませんが、これはアウトです。
なぜならば、傷がついてしまうことも考えられます。
また、タンスが破損した際に中に割れ物が入っていたとなると、保証されない可能性があります。
少しくらい…と思っても、そこはきちんと別に梱包しましょう。
火器類(マッチやライターなど)
引っ越し業者は、マッチやライターなどの火器類を運搬禁止としています。気を付けましょう。
貴重品
これは、実際にしている方もいると思いますが、タンスに通帳・印鑑など重要なものを保管していませんか?
あるいは、へそくりを隠している方も…。
このような場合は、前もって取り出しておきましょう。
もし、入れたまま運搬中に紛失しても、補償はほとんどないと言ってもいいでしょう。
女性の下着は注意が必要
衣類は衣類でも、下着のようにあまり見られたくないものは、取り出しておいたほうが良いでしょう。
残念なことに、以前引っ越しする際に盗難事件が起きたことがあります。
ですから、不安や心配に思うようであれば念のために別に梱包した方が良いでしょう。
その際、梱包された箱に「下着」などと分かるような表記は避け、自分しか分からないような表記にしておくほうが無難です。
タンスや収納ケースを運んでもらう前の注意点!
タンスを運搬してもらう際、忘れてはならない注意点をみていきましょう。
タンスの引き出し部分をテープで固定する
持ち運ぶ時に、中のものが出るのが心配であれば、タンスの引き出し部分をテープでふたをして固定しましょう。
粘着力があまりに強いものは、テープをはがす時にテープ跡が残る可能性があるので注意!
キャスター(車輪)を外しておく
キャスター付きの収納ケースやタンスは、本体からキャスターを外しておきましょう。
というのも、引っ越し業者の手間を省くことができます。
お世話になるスタッフさんのためにも、ちょっとした思いやりが持てると良いですね!
引っ越し業者によっては、キャスター付きのままケースをカバーで包んで運搬してくれます。
そのため、キャスターを外す前に引っ越し業者に相談するのも良いでしょう。
洋服以外の梱包方法についてもチェック!
それでは衣服以外のタンスの中身についてみていきましょう。
アクセサリーの梱包方法
アクセサリーは細かなものが多く失くしやすいので、小さい箱に入れ、それから衣服などの箱に同梱すると良いです。
帽子やバッグの梱包方法
折りたためそうなものは、なるべく小さくたたんでから段ボールに入れましょう。
帽子などは、形状が似たものであれば重ねて入れることができます。
型崩れや損傷が気になるときは、新聞紙やタオルで包んで、空いている隙間があれば緩衝材を入れると良いでしょう。
不要な服の処分法4つ紹介
こうしてタンスの中を整理していると、「これ最近着てないな…」というような服が意外と出てきたのではないでしょうか?
そんなときの処分方法をバッチリ紹介します!
フリマアプリ(フリーマーケットアプリ)を利用
フリマアプリとは…
パソコンやスマートフォンからインターネットを介して、個人で不用品の売買ができるサービス
フリマの有名所といえば、メルカリやラクマがありますね。CMなどで聞いたことがあるのではないでしょうか。
販売手数料がかかりますが、写真を撮り、簡単な説明文を入力し出品すれば、あとは売れるのを待つだけです。
ただし、引っ越しするまでに売れない場合は、結局荷物の整理をしないといけなくなるので、なるべく余裕をもって売るようにしましょう。
寄付する
衣類を処分するのがもったいないと思う人もいるでしょう。
その場合は、寄付先へ衣類を郵送するという手もあります。
この場合専用箱(段ボール)を送ってもらえる事業所もあるので、確認してみましょう。
リサイクルショップで買い取り
リサイクルショップでは、衣類の他にも、ブランド品やかばんなど様々な品を買い取りしてもらえます。
実際にショップへ持ち込む手間がかかりますが、当日処分でき、買いとって現金にしてもらえるのでおすすめです。
近所にショップがなかったり、持ち込みができない場合は、インターネット上のリサイクルショップに郵送する方法もあります。
査定があって場合により買取してもえないことがあるので注意!
処分(ゴミに出す)
引っ越し直前で時間がない場合や、寄付、買い取りが困難であれば、仕方ないですがゴミとして処分しましょう。
衣類は基本的には可燃ごみの日に処分するようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後にもう一度、要点を確認しておきましょう。
・タンスの中身について、まずは引っ越し業者に確認。
・タンスに入れて良いものとダメなものを分別して梱包する。
・梱包時フタを固定したり、タンスのキャスターを外しておく。
本記事を読んで、引っ越しの際のタンスの中身について、大まかなことが理解できましたか?
2~4月は引っ越し予約が増加する期間です。早め早めに引っ越し準備をしてスムーズに引っ越し当日を迎えられると良いですね!